臨機応変、または…

2001年5月12日
 行き当たりばったり、とも言いますよね。

 台風接近のため、西表島二泊の予定を一泊に切り上げるという判断を幹事がする。
 これは正解で、居続けていたら、西表から石垣への高速船は欠航になり、身動きが取れなくなるところだった。

 石垣島市街で、食事と買物。
 食事は、三線を弾きながら島唄を歌って客をもてなすオバアのいる店だった。
 踊りも歌も苦手なので傍観してだけだが、楽しげな気分になる。
 突然の日程変更も損なことばかりではない。
 昼食後、レンタカーを取ってくるまでの間、各人がまちまちな行動をする(買い物・お茶・蛸の水族館(?)見物などなど)。
 それを見ている私は、非常に不安になる。とりあえず、一人だけでも、一定の場所を動かない人間は必要と考え、動かないことにする。
 午後、石垣島を見て回る。
 灯台近くの荒々しい光景は、まるでスコットランドかどこかにいるような気分になる。
 草地はところどころ岩が剥き出しで、高い樹木が生えていない。
 メンデルスゾーンの『スコットランド』とか『フィンガルの洞窟』を聴きたくなった。
 天気が悪くても海の透明度は素晴らしい。
 地平線まで広がる透明な海を見ていると、月並みでも、「来て本当に良かった」と思える。

 那覇空港に到着。
 急な予定変更であったため、宿は取っていない。
 幹事役の人が電話を入れて、何軒目だかにようやく部屋が取れる。
 何しろ総勢22名だ。受け入れてくれるところはなかなかないだろう。
 しかも土曜日なのだから、宿泊できさえすればラッキーである。
 よかった。

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