バンコク市内見物

2002年2月23日
 今日は主にバンコク市内観光である。
 今朝はやや早い。8時半頃ホテル発である。
 しかし、バンコク市内の渋滞は有名である。バスでは身動きが取れなくなってしまうので、船でチャオプラヤー川を移動する。
 隅田川の水上バスのようなものではない。大きさはそれよりふた回りは小さく、屋根とシートがついているだけである。
 エンジンが露出しているので、近くだと前のほうで何か言われても全く聞こえない。排気も風向きによっては、流れてくることもある。
 ただ、川幅が隅田川の2、3倍はあり、良い眺めである。水がもう少しきれいなら申し分ない。

 かつての砲台跡、現在のタイ海軍司令本部(?)が近くに見えてきたと思ったら、「暁の寺院」である。
 塔が全体に白く、中国製の陶器などで表面を装飾しているのがアクセントになっている。あまりに大きすぎて、写真に収めきれない。華麗なのだが、全体にスッキリしていて好きなデザインである。
 塔の辺りでウロウロしていると、猫がいる。シャム猫である。タイ(シャム)で見るとまた、趣がある。本当のところは知らないが、高貴な感じがする。個人的にはペルシア猫より好きである。

 次は、水上マーケットへ。川の支流入ると、下町というか裏町という風情の街並みになる。川がそのまま道路であり、生活空間の一部なので、乗り物に乗って街歩きをしているような感じだ。
 物売りが寄ってきてうるさい。なぜか頭が痛くて、機嫌が非常に斜めである。とりあえず寝たい。
 折角寝ているのに、写真撮影を強要される。買わないのに。
 水上の土産物屋に入るが、何もすることがない。
 幸い、母親が風邪薬と頭痛薬を持っていたので、症状が随分と軽くなった。ありがたい。

 「エメラルド寺院」に行く。タイ王宮に隣接している。
 塔などが青いガラスで装飾されているので、「エメラルド寺院」という。
 塔は幾つもあり、金箔で装飾されて金色に輝いているものもある。暑い中なので、金色がなんとも暑苦しく感じるのは私だけであろうか。
 塔などが並ぶ中に、アンコールワット遺跡の模型もある。良く出来ている。
 季節毎に着るものを変える仏像もあり、拝んできた。大勢人がいて、大変だ。 昨日のアユタヤの王宮もそうだが、内部では土足禁止。スリッパの用意はない。靴下は洗えば良いし、足が解放されて案外気持ち良い。
 欧米人の女性が、熱射病のためか横になっている。床は大理石なので、暑い中では少しは気持ち良いだろうか。

 昼食はタイスキを食べる。しゃぶしゃぶのようにして、野菜や魚介類を食べるのだ。最後は雑炊になる。なかなか美味い。
 どうやって食べるのか、ちょっと戸惑うが、店員の女性がせっせと用意してくれるので助かった。

 午後は免税店めぐりになる。こういうところは苦手である。
 程度の差はあれ、店員などが声を掛けてくるのが苦手なのだ。もう少し落ち着いて見たいのだが。申し訳ないからといって、買物するわけにはいかない。

 夜、何故かニューハーフショーを見に行く。私としては、ムエタイを見に行きたかったが、女性(特に母親や妹)には勝てない。
 自分が非常に場違いなところにいる気分がして、居心地が悪い。
 結果は…。案外楽しかった。
 結構きれいだし。女性がやっていると言われてもわからなかっただろう。
 男性版宝塚歌劇団と思えば、良いだろう。ただ、外見をどうにかしないといけないので、女性が男を演じる宝塚歌劇団より大変だ。
 しかし、シャレなのか、着物もどきの服を着たのが出てきて、ソーラン節はちょっと引いてしまう。しかも、ハスキーボイスだし。
 結構前の方で見ていたから、近くに来たらどうしようか、ちょっと不安。現に前列の人のところには、ニューハーフの人たちが近寄ってきていたから、他人事ではなかった。
日本以上に性に対するタブーは多かろうに、よくやっていると思った。本人が楽しく生きられ、周囲も楽しければ良いのだけれどね。

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