サファリパーク
2002年2月25日 日本でもまだ、行ったことがないのに…。
今日は、オプショナルツアーで、サファリパークに行く。
行くのは私たちだけなので、バスではなく、バンを使うことになる。ハイエースの古い型のものであろうか。
バンコクを出て、1時間か2時間ほど車に揺られただろうか、高級住宅街に入る。住宅街の中に入って行った奥に、サファリパークがある。隣にはゴルフ場もあり、住宅街と同じオーナーが経営しているのかもしれない。
このサファリパークは、動物を放し飼いにしてあるエリアが、動物園などを囲むようにして配置されている。
まず、野外のエリアに自動車で乗り入れる。ダチョウやキリンなどに始まり、ライオンやトラ、クマまでもが飼育されている。間近で見ると、面白い。
猛獣のいるエリアの入り口にはゲートがあり、時折、「DANGER」の表示が。ふと、『ジュラシックパーク』を思い出す。
ライオンはみなそれなりに肥えている。オスライオンが見当たらないが、一番太っているヤツが、たてがみの抜けたオスなのかもしれない。
クマは、カナダのものもいる。暑いのは苦手なのか、水に入っているものが多い。水から上がってくるクマの尻が見えた。毛が抜けているのか、水で毛の嵩が減ったためか、後姿が黒い豚の様に見える。
次に、動物園などのエリアに入場する。
動物園に入って、まず見たのはアシカのショーである。アシカは「Sea Lion」というらしい。ちなみに日本語の案内は一切ない。あるのはタイ語・英語・中国語・ハングルである。日本人はほとんど来ないらしい。
彼らはサービス精神が旺盛であり、トレーナーも良くやっている。芸が面白い。
平日なので小学生か幼稚園ぐらいの子供たちが集団で見に来ている。時々、子供たちの歓声が上がる。こちらの気持ちが和む。
ショーが終わって、動物たちを見る。鯉のいる池では、餌を買って、やってみる。面白いように餌に群がる。
欧米人の男が、鯉をつかまえようと、身を乗り出す。母はそれを見て、「鯉の方が粘膜をやられて、可哀相だから止めた方が良いのに」と心配していたが、捕獲には失敗していた。
欧米人は羽目を外すと、こちらの予想を越えた、変な事をするように思う。以前、北京の京劇の劇場でも開演前の舞台に上がって幕の隙間からのぞきこんだのも、欧米人であった。シャレのつもりなのだろうか?
他の動物も見て、時間を過ごす。
カウボーイ・ショーをやっているというので見に行く。
このパークでは、違うショーの時間少しずつずらしていていて、その間の時間に動物を見るということで楽しめるらしい。1日いても飽きのこない遊園地のようなところだ。
カウボーイ・ショーはウエスタン・ショーといっても良いものである。間抜けな保安官が守る町に、女首領率いる強盗一味が襲いかかり、どこからかやって来たカウボーイなどが撃退のため戦うというシナリオである。ステレオタイプなような気もするが、それは笑い過ごしておこう。
あるシーンでは、観客席の前列にまで入りこみ、保安官が強盗に殴られていた(もちろん、フリだけだが)。その際、血まみれの保安官と強盗が、観客の記念撮影に応じていた(というより、勧めていた)。サービスの一環なのだろう。
前列の方では、馬や人があげる埃がくる。それだけ、観客に近いところで行なわれている。
動物園で、こうしたショーを見るとは思いがけない事である。
昼食をツルベと私たち家族とで取る。少し話もする。
日本から来る観光客は大勢いるが、このサファリパークにはほとんど来ない事。
台湾や韓国から来る観光客に人気があり、外国人観光客で多く来るのは彼らである事。
今は平日なので、客の入りは少ないが、休日になると観客が非常に多い事。
旅行会社の研修の一環で、日本に何回か行ったことがあるという事。
タイからも海外に旅行する人は増えており、日本にも行く人がいる事。しかし、滞在費が高い事など。
昼食後、再びパーク内を歩き回る。ワニも見るが、あまりやる気がなさそうにしている。水に潜ったまま、動かない。
ココナッツジュースを売店で買う。ココナッツの実に穴を開けて、ストローで飲む。実の内側に、ココナッツミルクに膜がついており、それをスプーンでこそげ取る。美味しい。甘味はそれほどでないが、暑い中では良く冷えたジュースは何よりである。
その近くには、オウムが大勢、枝に止まっている。何故か、騒ぐ時は連鎖的に一度に騒ぐので、ちょっとコワイ。集団心理か?
イルカのショーをやる時間になったので、見に行く。それなりに面白いが、アシカに比べて、面白さは今一つである。
アシカの方が全身を使って表現するのに対して、イルカは表現が限られるせいなのか。アシカの方がサービス精神旺盛なのか。それはよくわからないが。
ここでも子供たちが喜んでいる。いいなあ。自分の子供時代はどんなだったっけ?
ショーが終わった後、再び園内を歩き回る。
次に見るショーは、「Spy Wars」である。中国語では「謀探戦争」と記してある。
ショーを見てみると、「007」ばりのスパイアクションものである。世界征服を企む悪人と彼が率いる組織とを壊滅させるべく、主人公のスパイが活躍する。やはりお色気シーンもある(あからさまにはやらないが)。
観客席に設けられたTV画面では、西欧人を使うが、実際の装置上ではタイ人が演じる。観客席と距離のあるところでは顔などが良く見えないから、うまく演出していると感じた。
TV画面は他にも、例の悪人が全世界に向かって、TVを通じた声明を行なう際にも使用される。ただ、核兵器をコントロールするパネルをすりかえられたため、TVでの声明発表が途中で出来なくなり、「しばらくお待ちください」(と思われる)のコメントを出したのが笑える。
それを、日本の戦隊アクションショーのようにやるのである。野外の装置を縦横無尽に、登場人物たちが動き回り、火薬の演出も凄い。なかなか騒がしい。
楽しめたが、さすがに野外の30℃を越すところにい続けでは、体力を消耗する。疲れたので、園内を見るのはここまでにする。
バンコクに帰る自動車の中、母と私は眠ってしまう。
バンコクのホテルに帰った後、現地の食料品を見たくなって、ホテルを出てセブンイレブンまで散歩する。場所によっては数百メートルごとにコンビニがあり、過当競争のような気もするが、あついタイでは歩き回る気にならず、十分商売が成り立つのであろう。
私は無難なものを購入するが、母が怪しげなものを購入する。
ドリアンの羊羹らしきものも購入しており、ホテルに帰った後に「一つどう?」と勧められる。少し考えた後、職場に持って行く事に決める。同期のある人は美味しいものや変わったものに、多少執着するからだ。話のネタのつもりである。
今日は、オプショナルツアーで、サファリパークに行く。
行くのは私たちだけなので、バスではなく、バンを使うことになる。ハイエースの古い型のものであろうか。
バンコクを出て、1時間か2時間ほど車に揺られただろうか、高級住宅街に入る。住宅街の中に入って行った奥に、サファリパークがある。隣にはゴルフ場もあり、住宅街と同じオーナーが経営しているのかもしれない。
このサファリパークは、動物を放し飼いにしてあるエリアが、動物園などを囲むようにして配置されている。
まず、野外のエリアに自動車で乗り入れる。ダチョウやキリンなどに始まり、ライオンやトラ、クマまでもが飼育されている。間近で見ると、面白い。
猛獣のいるエリアの入り口にはゲートがあり、時折、「DANGER」の表示が。ふと、『ジュラシックパーク』を思い出す。
ライオンはみなそれなりに肥えている。オスライオンが見当たらないが、一番太っているヤツが、たてがみの抜けたオスなのかもしれない。
クマは、カナダのものもいる。暑いのは苦手なのか、水に入っているものが多い。水から上がってくるクマの尻が見えた。毛が抜けているのか、水で毛の嵩が減ったためか、後姿が黒い豚の様に見える。
次に、動物園などのエリアに入場する。
動物園に入って、まず見たのはアシカのショーである。アシカは「Sea Lion」というらしい。ちなみに日本語の案内は一切ない。あるのはタイ語・英語・中国語・ハングルである。日本人はほとんど来ないらしい。
彼らはサービス精神が旺盛であり、トレーナーも良くやっている。芸が面白い。
平日なので小学生か幼稚園ぐらいの子供たちが集団で見に来ている。時々、子供たちの歓声が上がる。こちらの気持ちが和む。
ショーが終わって、動物たちを見る。鯉のいる池では、餌を買って、やってみる。面白いように餌に群がる。
欧米人の男が、鯉をつかまえようと、身を乗り出す。母はそれを見て、「鯉の方が粘膜をやられて、可哀相だから止めた方が良いのに」と心配していたが、捕獲には失敗していた。
欧米人は羽目を外すと、こちらの予想を越えた、変な事をするように思う。以前、北京の京劇の劇場でも開演前の舞台に上がって幕の隙間からのぞきこんだのも、欧米人であった。シャレのつもりなのだろうか?
他の動物も見て、時間を過ごす。
カウボーイ・ショーをやっているというので見に行く。
このパークでは、違うショーの時間少しずつずらしていていて、その間の時間に動物を見るということで楽しめるらしい。1日いても飽きのこない遊園地のようなところだ。
カウボーイ・ショーはウエスタン・ショーといっても良いものである。間抜けな保安官が守る町に、女首領率いる強盗一味が襲いかかり、どこからかやって来たカウボーイなどが撃退のため戦うというシナリオである。ステレオタイプなような気もするが、それは笑い過ごしておこう。
あるシーンでは、観客席の前列にまで入りこみ、保安官が強盗に殴られていた(もちろん、フリだけだが)。その際、血まみれの保安官と強盗が、観客の記念撮影に応じていた(というより、勧めていた)。サービスの一環なのだろう。
前列の方では、馬や人があげる埃がくる。それだけ、観客に近いところで行なわれている。
動物園で、こうしたショーを見るとは思いがけない事である。
昼食をツルベと私たち家族とで取る。少し話もする。
日本から来る観光客は大勢いるが、このサファリパークにはほとんど来ない事。
台湾や韓国から来る観光客に人気があり、外国人観光客で多く来るのは彼らである事。
今は平日なので、客の入りは少ないが、休日になると観客が非常に多い事。
旅行会社の研修の一環で、日本に何回か行ったことがあるという事。
タイからも海外に旅行する人は増えており、日本にも行く人がいる事。しかし、滞在費が高い事など。
昼食後、再びパーク内を歩き回る。ワニも見るが、あまりやる気がなさそうにしている。水に潜ったまま、動かない。
ココナッツジュースを売店で買う。ココナッツの実に穴を開けて、ストローで飲む。実の内側に、ココナッツミルクに膜がついており、それをスプーンでこそげ取る。美味しい。甘味はそれほどでないが、暑い中では良く冷えたジュースは何よりである。
その近くには、オウムが大勢、枝に止まっている。何故か、騒ぐ時は連鎖的に一度に騒ぐので、ちょっとコワイ。集団心理か?
イルカのショーをやる時間になったので、見に行く。それなりに面白いが、アシカに比べて、面白さは今一つである。
アシカの方が全身を使って表現するのに対して、イルカは表現が限られるせいなのか。アシカの方がサービス精神旺盛なのか。それはよくわからないが。
ここでも子供たちが喜んでいる。いいなあ。自分の子供時代はどんなだったっけ?
ショーが終わった後、再び園内を歩き回る。
次に見るショーは、「Spy Wars」である。中国語では「謀探戦争」と記してある。
ショーを見てみると、「007」ばりのスパイアクションものである。世界征服を企む悪人と彼が率いる組織とを壊滅させるべく、主人公のスパイが活躍する。やはりお色気シーンもある(あからさまにはやらないが)。
観客席に設けられたTV画面では、西欧人を使うが、実際の装置上ではタイ人が演じる。観客席と距離のあるところでは顔などが良く見えないから、うまく演出していると感じた。
TV画面は他にも、例の悪人が全世界に向かって、TVを通じた声明を行なう際にも使用される。ただ、核兵器をコントロールするパネルをすりかえられたため、TVでの声明発表が途中で出来なくなり、「しばらくお待ちください」(と思われる)のコメントを出したのが笑える。
それを、日本の戦隊アクションショーのようにやるのである。野外の装置を縦横無尽に、登場人物たちが動き回り、火薬の演出も凄い。なかなか騒がしい。
楽しめたが、さすがに野外の30℃を越すところにい続けでは、体力を消耗する。疲れたので、園内を見るのはここまでにする。
バンコクに帰る自動車の中、母と私は眠ってしまう。
バンコクのホテルに帰った後、現地の食料品を見たくなって、ホテルを出てセブンイレブンまで散歩する。場所によっては数百メートルごとにコンビニがあり、過当競争のような気もするが、あついタイでは歩き回る気にならず、十分商売が成り立つのであろう。
私は無難なものを購入するが、母が怪しげなものを購入する。
ドリアンの羊羹らしきものも購入しており、ホテルに帰った後に「一つどう?」と勧められる。少し考えた後、職場に持って行く事に決める。同期のある人は美味しいものや変わったものに、多少執着するからだ。話のネタのつもりである。
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