意外と大人しい?
2002年3月2日 ふと目が覚めると名古屋だった。時刻は6時過ぎだ。頭がまだ朦朧としている。
そのままうつらうつらしている内に、大垣に到着。
ここからの米原方面への乗換え客もかなり多い。乗り継ぎ列車には座る事ができなかった。
大垣から乗った電車は、伊吹の山並みに向かって行く。関ヶ原を越える、県境のルートだ。東海道本線といえば、幹線ルートとして有名過ぎるのだが、普通のローカルな駅や町並みを見ていると、何だかホッとする。いつかこんな町をふらりと歩いて見たいなあと思う。
これで座ることが出来れば、なお良かったが…。
米原で新快速に乗り換え。大垣からの電車でも京都方面に行けるのだが、新快速が途中から先行するのだ。
ホームの大阪寄りで電車を待っていると、向かいのホームの洗面台が目についた。鉄道がかつて移動(長距離旅客)の主役だった頃の名残なのだろう。そんな旅を普通にしていた世代ではないのに、なぜか懐かしい気がする。
米原からの新快速は、かなり速い。最高で120キロは出ているかもしれない。こういう一生懸命走っている列車は気持ちがスカッとして、好きである。沿線は京都・大阪に通う人の住まいと思われる住宅地やマンション、工場が目につく。
山科で乗り換え。湖西線に乗るのは、約20年ぶりだ。東京で言うと、武蔵野線のような(比較的)新しい路線を行く。電車の本数も、以前は武蔵野線以上に少なかったし、改札も列車の出発時刻前後にしか開かなかった。
沿線の景色は以前に比べ、かなり住宅化が進むなど、変化が激しい。琵琶湖も田畑の向こうではなく、住宅や市街地の向こうに見える。改札も今では自動になっている。
堅田で下車し、他のメンバーを待つ。朝食を取るタイミングを失ったので、駅前のベンチに座って、朝食代わりのパンを食べる。一人で食べるものは、あまり美味しくない。
9時半頃、他のメンバーの乗った自動車が駅前広場に来る。数ヶ月ぶりにお会いする顔ぶれである。意外に皆さん大人しい。大津でレンタカーではなく、東京から自分たちの自動車に乗ってやって来たという。バイタリティありますなあ。
でも、駅近くの喫茶店で朝食を食べると、大抵のメンバーは元気を取り戻す。会話も賑やかになる。
「よく来たねえ」「何で来たの?」「大垣夜行なんだ。本当に鉄道好きだなあ」「山科で乗り換えたの?よくわかったねえ」
ここまでくると、すっかり子供扱いである。一番年下だから、仕方ないか…。
堅田では、まず浮御堂を見に行く。琵琶湖に突き出した仏堂である。
メンバーの一人である大学教授が、門前の店で鮒寿司を購入。店の手作りのようだ。匂いは結構、きびしい。どんな味なのやら。
近江今津に向かう途中、野鳥観察センターに行く。動植物の種類をおぼえるのは苦手である。だが、餌場周辺にいる野鳥を見ていると、何だか面白い気分になってくるのが不思議だ。
マガモ、ミヤコドリ(?)などが群れをなして水面にいる。陸になっているところには、ハシボソガラスが1羽いる。珍しい気がした。都会で見かけるのはハシブトガラスである。
餌の時間を感じて、鳥たちが餌を要求して、周囲を飛びまわる。
やっと餌が与えられるが、今度はトンビだろうか、比較的大型の猛禽類が鳥たちを追い回す。
一通り観察したあと、食事に向かう。人間も餌の時間である。鳥の餌は勘弁願いたいが。
近江今津の食事場所の前の立札に「鴨料理」の表示が。さっき野鳥を見てきたのに。鴨料理を注文した人は結構いたようだ。私は、うな丼を。
食事後、近くの座禅草自生地を見に行く。住宅地の中にあり、なんだか住宅の下見に来たみたいだ。
座禅草は面白い形をしている。ただ、外側の臙脂とも茶色ともつかない色が、ちょっと気味悪い。
今津からさらに北上して、マキノへ。地元の酒が美味しいらしい。下戸の私にはよくわからないが。今夜飲むのだといって、一部のメンバーが2種類の酒を一升瓶で購入した。
ここまで来ると、琵琶湖の水もかなり透明度が高い。
「なんで飛ばないんですかねえ」「あ、すごい。石が生きているみたいだ」
いい年をした大人が石投げに興じる。器用な人が羨ましい。
この会のメンバーの間では、「1.高いところがあれば登ってみる。1.水があれば近寄って見て、夏であれば入ってみる」ということがいわれる。
余呉湖に行く。「賎ヶ岳の戦い」が行なわれた周辺であり、「槍洗いの地」と書かれた説明板もある。
余呉湖自体はきれいである。句碑の周辺にいると、教授先生が雪を両手に持って、メンバーの一人のMさんに投げつけようとするが失敗。
余呉湖から、彦根の宿泊施設に向かう。先生の勤務する大学の宿泊施設である。先生の紹介で、泊まることができる。
部屋は個室ではないが、部屋も風呂もトイレもきれいで快適である。
食事もすき焼きで、美味しい。昼間の鮒寿司が、メンバー全員に供される。ありがとう、先生。
鮒寿司は、匂いも味も大変だが、意外に美味しい。日本酒に良く合う。ブルーチーズなどの匂いのきびしいものを食べていると思えば、良いだろうか。
食事の後、なぜかカラオケ大会になる。苦手なのに…。
その上、なぜか輪投げ大会もやったりして…。
そのままうつらうつらしている内に、大垣に到着。
ここからの米原方面への乗換え客もかなり多い。乗り継ぎ列車には座る事ができなかった。
大垣から乗った電車は、伊吹の山並みに向かって行く。関ヶ原を越える、県境のルートだ。東海道本線といえば、幹線ルートとして有名過ぎるのだが、普通のローカルな駅や町並みを見ていると、何だかホッとする。いつかこんな町をふらりと歩いて見たいなあと思う。
これで座ることが出来れば、なお良かったが…。
米原で新快速に乗り換え。大垣からの電車でも京都方面に行けるのだが、新快速が途中から先行するのだ。
ホームの大阪寄りで電車を待っていると、向かいのホームの洗面台が目についた。鉄道がかつて移動(長距離旅客)の主役だった頃の名残なのだろう。そんな旅を普通にしていた世代ではないのに、なぜか懐かしい気がする。
米原からの新快速は、かなり速い。最高で120キロは出ているかもしれない。こういう一生懸命走っている列車は気持ちがスカッとして、好きである。沿線は京都・大阪に通う人の住まいと思われる住宅地やマンション、工場が目につく。
山科で乗り換え。湖西線に乗るのは、約20年ぶりだ。東京で言うと、武蔵野線のような(比較的)新しい路線を行く。電車の本数も、以前は武蔵野線以上に少なかったし、改札も列車の出発時刻前後にしか開かなかった。
沿線の景色は以前に比べ、かなり住宅化が進むなど、変化が激しい。琵琶湖も田畑の向こうではなく、住宅や市街地の向こうに見える。改札も今では自動になっている。
堅田で下車し、他のメンバーを待つ。朝食を取るタイミングを失ったので、駅前のベンチに座って、朝食代わりのパンを食べる。一人で食べるものは、あまり美味しくない。
9時半頃、他のメンバーの乗った自動車が駅前広場に来る。数ヶ月ぶりにお会いする顔ぶれである。意外に皆さん大人しい。大津でレンタカーではなく、東京から自分たちの自動車に乗ってやって来たという。バイタリティありますなあ。
でも、駅近くの喫茶店で朝食を食べると、大抵のメンバーは元気を取り戻す。会話も賑やかになる。
「よく来たねえ」「何で来たの?」「大垣夜行なんだ。本当に鉄道好きだなあ」「山科で乗り換えたの?よくわかったねえ」
ここまでくると、すっかり子供扱いである。一番年下だから、仕方ないか…。
堅田では、まず浮御堂を見に行く。琵琶湖に突き出した仏堂である。
メンバーの一人である大学教授が、門前の店で鮒寿司を購入。店の手作りのようだ。匂いは結構、きびしい。どんな味なのやら。
近江今津に向かう途中、野鳥観察センターに行く。動植物の種類をおぼえるのは苦手である。だが、餌場周辺にいる野鳥を見ていると、何だか面白い気分になってくるのが不思議だ。
マガモ、ミヤコドリ(?)などが群れをなして水面にいる。陸になっているところには、ハシボソガラスが1羽いる。珍しい気がした。都会で見かけるのはハシブトガラスである。
餌の時間を感じて、鳥たちが餌を要求して、周囲を飛びまわる。
やっと餌が与えられるが、今度はトンビだろうか、比較的大型の猛禽類が鳥たちを追い回す。
一通り観察したあと、食事に向かう。人間も餌の時間である。鳥の餌は勘弁願いたいが。
近江今津の食事場所の前の立札に「鴨料理」の表示が。さっき野鳥を見てきたのに。鴨料理を注文した人は結構いたようだ。私は、うな丼を。
食事後、近くの座禅草自生地を見に行く。住宅地の中にあり、なんだか住宅の下見に来たみたいだ。
座禅草は面白い形をしている。ただ、外側の臙脂とも茶色ともつかない色が、ちょっと気味悪い。
今津からさらに北上して、マキノへ。地元の酒が美味しいらしい。下戸の私にはよくわからないが。今夜飲むのだといって、一部のメンバーが2種類の酒を一升瓶で購入した。
ここまで来ると、琵琶湖の水もかなり透明度が高い。
「なんで飛ばないんですかねえ」「あ、すごい。石が生きているみたいだ」
いい年をした大人が石投げに興じる。器用な人が羨ましい。
この会のメンバーの間では、「1.高いところがあれば登ってみる。1.水があれば近寄って見て、夏であれば入ってみる」ということがいわれる。
余呉湖に行く。「賎ヶ岳の戦い」が行なわれた周辺であり、「槍洗いの地」と書かれた説明板もある。
余呉湖自体はきれいである。句碑の周辺にいると、教授先生が雪を両手に持って、メンバーの一人のMさんに投げつけようとするが失敗。
余呉湖から、彦根の宿泊施設に向かう。先生の勤務する大学の宿泊施設である。先生の紹介で、泊まることができる。
部屋は個室ではないが、部屋も風呂もトイレもきれいで快適である。
食事もすき焼きで、美味しい。昼間の鮒寿司が、メンバー全員に供される。ありがとう、先生。
鮒寿司は、匂いも味も大変だが、意外に美味しい。日本酒に良く合う。ブルーチーズなどの匂いのきびしいものを食べていると思えば、良いだろうか。
食事の後、なぜかカラオケ大会になる。苦手なのに…。
その上、なぜか輪投げ大会もやったりして…。
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