出張の余禄
2003年6月12日 私にとっては、こちらの方が楽しみだったりする。
人によっては、出張中、酒を飲む事が楽しみな人もいるようだが、下戸だしなー。
午前中の会合の日程をこなして、熱海を去る。
先輩たちは食事をしていくとのことだが、私は一緒に戻らず、道草をしつつ実家に帰る。
東京行き普通電車に乗り込む。
その前に、腹が減ったので駅弁を購入する。
東海道本線の熱海から小田原の間は、海岸沿いを走る(というより海岸ギリギリだ)ので、トンネルと海の眺めとを交互に見るような状態になる。
特に、根府川鉄橋は地面からの高度もあり、ちょっと面白いかもしれない。最近、風除けの柵が巡らされたけれど。
小田原にて乗り換える。
ここから強羅までの箱根登山鉄道では、線路や駅周辺に紫陽花を植えており、今ぐらいの時期の車窓は名物となっている。
あとは体力と時間とに余裕があれば、見物でもしていこう。
箱根湯本まで、小田急から乗入れの急行に乗車。
元々が、短い車両を連ねて走る区間なので、6両編成の急行にはちょっと窮屈な風情だ。
風祭(かざまつり)という駅では、乗務員が湯本よりの1両だけ非常用ドアコックで扉にかかる空気を抜いて、駅員が手で一つ一つドアを開けていく。乗降客はその車両のドアから乗り降りする。
紫陽花はところどころ咲いている。
湯本から先でも見られると良いな。
湯本到着。
ここから更に、箱根登山鉄道の列車に乗り換える。
発車すると、いきなり登りに入る。湯本の旅館・人家の裏手、山の斜面沿いをゆっくり登っていく。
時代物のトンネルに入る。先頭車両の先頭に近い座席にいるので、色々見られて面白い。
箱根登山鉄道は、急勾配とそれを克服する仕掛け、それらが織り成す車窓が名物である。
最大80パーミル(1000分の80)で、車両の力だけで走る通常の鉄道ではなかなか登れない勾配だ。
道路の勾配と比べても、遜色はさほどないのではないか。
塔ノ沢到着。
ホームに直結してお稲荷さまの小さ目のお社がある。古い駅舎もある。良い風情に思われた。
近くに旅館は見当たらないが、ハイカーも含む何人か乗り降りがある。多少離れて、旅館があるのかもしれない。
川(塔ノ沢川?)の水面からの高さ数十メートルだかにある橋梁(文化財になっているらしい)を渡る。根府川よりある意味、迫力が感じられる。
沿線案内の自動アナウンスが入る。
急勾配を克服するため、斜面に直接挑まず、カーブとスイッチバック(3回)とで、勾配を緩和する。
車両にも勾配を克服する仕掛けがある。
いくつものブレーキを備えている。空気ブレーキ・電気ブレーキ・非常用の強力なブレーキ・レールに吸着する特殊なブレーキなど。
レールと車輪との摩擦を減らすため、通常だと油を出すが、箱根登山鉄道の場合は水を使用する。そのための水タンクを車両に備えている。
カーブは急なので(半径30メートルとか)、車両の一つあたりの長さもごく短い。
車両同士の行き来はできない。カーブがあまりにも急なので、貫通路を設けていないのだ(扉はあるが、非常用)。
もちろん車窓の説明もちゃんとなされるが、生憎の天気で、遠くの山が見えなかったりする。事前に、乗務員の肉声でわざわざ、自動アナウンスの内容と現実の車窓とが違う旨、放送がある。
紫陽花にも注目していたのだが、標高が高くなると咲く時期がずれるらしく、まだまだだった。
1週間、せめて数日後なら、ちょうど見頃だったのかもしれない。
小学生の頃、親に連れられて箱根遊覧の日帰り旅行をしたことがある。
ただ、かなり前のことで記憶が薄れていたのと、ちょうど休日で混んでいる中だったので車窓についての印象がかなり欠落していたのだ。
今は、平日でも自分で行くことができるので、ちょっと嬉しい。
平日は空いているので、ゆったりと観光できる。
次は、ちゃんと泊りがけで来て見たいものである。
強羅到着。
さすがに疲れてきた。
前日の酒も残っているのか。
もう帰ろう。
小田原近くまで戻ると、携帯電話にメールが。
毎日行なわれている業務でデータの振り分けを行なうが、そのデータが消えたらしい。
小田原で電話をかけるが、私が戻らなくても大丈夫そうだ。
ちょっと冷や汗。
小田原からロマンスカーを使って帰る。
人によっては、出張中、酒を飲む事が楽しみな人もいるようだが、下戸だしなー。
午前中の会合の日程をこなして、熱海を去る。
先輩たちは食事をしていくとのことだが、私は一緒に戻らず、道草をしつつ実家に帰る。
東京行き普通電車に乗り込む。
その前に、腹が減ったので駅弁を購入する。
東海道本線の熱海から小田原の間は、海岸沿いを走る(というより海岸ギリギリだ)ので、トンネルと海の眺めとを交互に見るような状態になる。
特に、根府川鉄橋は地面からの高度もあり、ちょっと面白いかもしれない。最近、風除けの柵が巡らされたけれど。
小田原にて乗り換える。
ここから強羅までの箱根登山鉄道では、線路や駅周辺に紫陽花を植えており、今ぐらいの時期の車窓は名物となっている。
あとは体力と時間とに余裕があれば、見物でもしていこう。
箱根湯本まで、小田急から乗入れの急行に乗車。
元々が、短い車両を連ねて走る区間なので、6両編成の急行にはちょっと窮屈な風情だ。
風祭(かざまつり)という駅では、乗務員が湯本よりの1両だけ非常用ドアコックで扉にかかる空気を抜いて、駅員が手で一つ一つドアを開けていく。乗降客はその車両のドアから乗り降りする。
紫陽花はところどころ咲いている。
湯本から先でも見られると良いな。
湯本到着。
ここから更に、箱根登山鉄道の列車に乗り換える。
発車すると、いきなり登りに入る。湯本の旅館・人家の裏手、山の斜面沿いをゆっくり登っていく。
時代物のトンネルに入る。先頭車両の先頭に近い座席にいるので、色々見られて面白い。
箱根登山鉄道は、急勾配とそれを克服する仕掛け、それらが織り成す車窓が名物である。
最大80パーミル(1000分の80)で、車両の力だけで走る通常の鉄道ではなかなか登れない勾配だ。
道路の勾配と比べても、遜色はさほどないのではないか。
塔ノ沢到着。
ホームに直結してお稲荷さまの小さ目のお社がある。古い駅舎もある。良い風情に思われた。
近くに旅館は見当たらないが、ハイカーも含む何人か乗り降りがある。多少離れて、旅館があるのかもしれない。
川(塔ノ沢川?)の水面からの高さ数十メートルだかにある橋梁(文化財になっているらしい)を渡る。根府川よりある意味、迫力が感じられる。
沿線案内の自動アナウンスが入る。
急勾配を克服するため、斜面に直接挑まず、カーブとスイッチバック(3回)とで、勾配を緩和する。
車両にも勾配を克服する仕掛けがある。
いくつものブレーキを備えている。空気ブレーキ・電気ブレーキ・非常用の強力なブレーキ・レールに吸着する特殊なブレーキなど。
レールと車輪との摩擦を減らすため、通常だと油を出すが、箱根登山鉄道の場合は水を使用する。そのための水タンクを車両に備えている。
カーブは急なので(半径30メートルとか)、車両の一つあたりの長さもごく短い。
車両同士の行き来はできない。カーブがあまりにも急なので、貫通路を設けていないのだ(扉はあるが、非常用)。
もちろん車窓の説明もちゃんとなされるが、生憎の天気で、遠くの山が見えなかったりする。事前に、乗務員の肉声でわざわざ、自動アナウンスの内容と現実の車窓とが違う旨、放送がある。
紫陽花にも注目していたのだが、標高が高くなると咲く時期がずれるらしく、まだまだだった。
1週間、せめて数日後なら、ちょうど見頃だったのかもしれない。
小学生の頃、親に連れられて箱根遊覧の日帰り旅行をしたことがある。
ただ、かなり前のことで記憶が薄れていたのと、ちょうど休日で混んでいる中だったので車窓についての印象がかなり欠落していたのだ。
今は、平日でも自分で行くことができるので、ちょっと嬉しい。
平日は空いているので、ゆったりと観光できる。
次は、ちゃんと泊りがけで来て見たいものである。
強羅到着。
さすがに疲れてきた。
前日の酒も残っているのか。
もう帰ろう。
小田原近くまで戻ると、携帯電話にメールが。
毎日行なわれている業務でデータの振り分けを行なうが、そのデータが消えたらしい。
小田原で電話をかけるが、私が戻らなくても大丈夫そうだ。
ちょっと冷や汗。
小田原からロマンスカーを使って帰る。
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