青天の霹靂

2004年3月29日
 というヤツか……?

 私の勤めている職場は「田舎」なので、異動内示がかなり遅い。
 何でも、異動が引っくり返されるのを恐れてのことだという。
 先週26日金曜にでも内示があるかと思ったら、出なかった。
 年度で仕事をしている私たちなのに、こんなに年度末ギリギリでどうするというのだ。
 私自身は、新規採用時から今までの満五年近くを、今の部署で過ごしてきたので、そろそろ異動しても良い時期ではある。
 ただ、後輩の女性の方が異動になってもおかしくない。係の業務が業務だけに、可愛らしい彼女にはお気の毒でもある。
 他にも、後輩で適性があるのか最近不安に感じられるヤツがいるのだが、彼も異動にならないのだろうか。

 午後3時頃。課長の所に異動の内示が回ってきた。
 私は窓口や電話で忙しいので、落ち着いてから様子を窺ったら……。
 自分が異動してやがった。一応、希望先に。
 後輩は異動にならない。同期の職員も。
 自分以外には、自分より年季の短い先輩二人が異動になる。
 係の業務が好きというわけではないけれど、未来ある後輩たちに対する配慮というのはないのか。
 確かに異動希望は出したが、通るとは思わなかった。希望を出さないで不本意なところに行かされるなら、希望を出して通らないほうがまだマシという程度で希望を出していたのだ。

 何だか、脱力してしまった。
 闘いの連続で気が張っていたのに、何かの拍子で緊張の糸が切れてしまったかのようだ。
 自分の異動も信じられない気分だ。
 自分の未来像が、現在の延長に描かれてしまっているので、その延長線上にない自分の未来がわからないというのもある。
 異動というものを初めて経験したが、こんなに呆気に取られるとは思わなかった。

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