踊りの練習

2004年7月28日
 と言っても、ダンスなどではない。
 当地の祭りの市民フェスティバルとやらで、職場の互助会名義で、踊り手として出場するのだ。
 3年前にもやらされたので、暑い中踊るのはウンザリだし、勘弁してほしかったが、今回久し振りに駆り出されてしまった。
 3年前との違いは、前回は参加申込書にいつの間にか自分の名前があったのに対し、今回は参加するよう上司などが婉曲に強く言ったので自分で名前を書かざるを得なかったということくらいか。うむう。

 仕事を定時で終えて、練習場所に行くと、既にやっている。
 案の定、知り合いが皆無に近い。例年、新人が出させられるケースが多いので、採用以来、5年以上経過した私など、普通いないものなのだ。
 来年からこそは参加すまいと固く思った。
 そうなると、その分、余計な仕事を押し付けられるだろうが、仕方のないことである。
 売れない演歌歌手か落語家のような格好で、見映えのしないパフォーマンスをやって時間を無駄にするよりはマシだろう。やるならやるで、格好いいパフォーマンスをしたいものだ。自分にはそんな演出はできないから、ないものねだりと言われればそれまでだが。

 踊りは、忘れているのと微妙なマイナーチェンジとで、なかなか体が動いてくれない。
 それでも慣れてくると、気持ちに余裕が出てくる。あろうことか楽しい気分になってくることさえあるのは、脳が自分を騙しているんだなーと思う。

 職場の同じフロア(部署は違う)の女性(おそらく新規採用だろう)と、言葉を交わす。
「なかなか覚えられませんねー」
「初めてですか?」
「3年前にもやりましたけれど、変わっているんで上手くは踊れませんね」
「えー。大したモンですよ」
 名前は知らないが、可愛らしい人である。
 ただ、背中がやや猫背になっているのは惜しい。
 踊るのは結構恥ずかしいし、覚えきっていないので、なおのこと手の動きなどは小さくなり、かえって目立ってしまう。あまり格好の良いものではない。
 お仲間のいるところでは、仕方ないか。こういうのって、変にやる気のあるように見られるのも、恥ずかしいからなー。

 暑がりの汗っかきには、踊りの練習は少し難儀だ。
 19時前には練習終了。やれやれ。
 あともう一回、こんな練習をせねばならないのか……。

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