鍋倉高原

2005年5月28日 旅行
 信州は良いところですね。

 8時にホテルのフロント集合。朝食を取る。
 この仲間内だと、大勢になると大変騒がしく楽しいのだが、昨日の今日で朝はまだ元気が足りないのと、人数が適度なために、それほどでもない。楽しく朝食は進んでいく。

 旧豊田村(現在は中野市の一部)まで行く。高野辰之記念館に行くためだ。高野辰之は「朧月夜」「故郷」「春の小川」などの作詞をした人だ。
 信州は山が多くて、どこかしら懐かしいような気がしていたのだけれど、歌の影響もあるかもしれない。信州の情景を思い浮かべて描いた歌詞が、普遍的な故郷をイメージできるものになっているところが素晴らしい。そして、信州がそのまま、日本の故郷のイメージになっているような気もする。
 駐車場に着くと、斜面を上ってショートカット。記念館前の公園(おそらく昔は学校だったのだろう)で、しばらくはしゃぎ回る。ブランコこいだり、鉄棒にぶら下がってみたり。この集団だからできるというか、やってしまう。
 記念館で、映像を見たり、展示物を見たりする。
 書をやってみたり、詩を作ったり、ドイツ語を混ぜてノートをつけて見たり……。なかなか頭の良い人だったようだ。
 記念館を出てから、高野辰之博士の生家を見た。子孫というか、2代あとのおばあちゃんがいて、話を聞けたりした(高野辰之は結婚したのだが、子供がいなかったため、弟を養子にして跡を継がせた)。普通な感じで、良かった。
 真宝寺(で良かったか?)や寺の下の川を見て(「春の小川」のモデルとの説あり)、歌の世界を味わってから、車に戻る。

 小布施まで行き、信州在住のカメラマンの人たちと合流する。
 お昼ご飯は栗おこわ。あと、他の人と一緒にそばを分ける。デザートの栗羊かんと栗かの子も分け合う。満喫して満腹。満足満足。

 鍋倉高原までの道々で、今夜の食事や飲み会の物資調達。こんなに買って大丈夫だろうか?

 鍋倉高原では、カメラマンの人の案内で、美しい景色を満喫できた。
 今年は寒さが尾を引いたので、まだ斜面には雪が残っている。
 雪の白さに、ブナの若緑が映えて、実に美しい色合いだった。
 池も雪でまだ埋まっているが、もう融けかけだ。向こう岸までそのまま行けそうだけれど、危ない。

 「森の家」に到着。ロッジは満室だそうだ。
 カート(ゴルフ場で使うようなヤツ)を使って、荷物をロッジまで運んだりする。
 バーベキューの準備もする。
 楽しく騒がしいうちに進んで、いつしか飲み食いしている。火を起こすまでが大変だったし、食材の準備も手間取ったようだけれど、この辺りは女性陣のおかげで進んで行く。
 明るい内に食事にありつけてありがたい。天気も良いから、これまた満喫できる。
 食事している内にも途中参加の人が来る。結局、15人に。

 「森の家」には風呂がない(シャワーはある)。車で何人かが、入浴しに行く。「森の家」と提携している施設の入浴料金は400円だが、「森の家」で入浴券を求めると200円になってお得だ。
 施設も、リニューアルしたばかりで、こぎれいだ。
 ああ、さっぱりした。

 帰ると、カメラマンの人が撮影した写真を、スライドショーにして見せてくれる。
 花の写真が専門なのだけれど、風景写真も素晴らしい。朝などの光線がきれいな時や物を狙って撮影する。寒いので大変だろうけれど、それで得られたものはとても美しい。こんな贅沢なものを、こんなに楽して見ていて良いのだろうか。
 これ自体は短めに終わったのだけれど、皆、疲れが出て来て、だんだん、寝入ってしまう人が続出。
 私もつい、寝てしまう。
 気がついたら、就寝というか、お開きになっていた。

 人数が多くて、寝具が足りないかもしれないというので、寝袋を持参したけれど、寝袋で寝る人がある程度いてくれたおかげで、使わないで済みそうだ。布団で寝る。
 寝袋と外国語会話の教材が、今回はちょっと重かった。
 あと、靴も。これは明日使うから、止むなしだけれど。
 おやすみなさい。

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