旅立ちの前

2001年5月9日
 明日の早朝4時に、旅に出発する。
 やや強引(悪い意味では全くない)ともいう感じの強い引きにより参加することになってしまったけれど、大丈夫だろうか?
 しかも、目的地の地方は梅雨に入ったそうだし…。
 こうして文句を言いつつも、どこかで楽しみにしているのだから、おかしなものである。

評論家

2001年5月7日
 今日は連休明けなのと、早朝に実家から直接職場に向かったためとにより、調子は今一つである。

 職場の後輩が、東京のカルチャースクールに一月に一度ほどの割合で通っている。
 小説の書き方講座に参加しているという。
 本当に自分の楽しみのために書いている、趣味の小説のようである。
 今日は彼の小説の登場人物一覧を見せられた。
 明日は書いた小説を持ってくるのだそうだ。
 感想に困るなあ。
 それに長編は苦手だ。読むのも感想を言うのも。

 自分の感情パターンは案外、子供なのだと思うことがある。
 表に出る感情も単純であり、以前よりはマシになったかもしれないが、それでもイヤな事や人に出くわすと顔に出る。
 だから、接客向けではないと我ながら思うし、今の仕事(窓口業務)はこわい気すらする。
 感情が単純だと、ボキャブラリーも限られるのではないか?
 そんな人間なので、小説の読み手としてはまずいかもしれない…。

使い走り

2001年5月6日
 ※この日記は5月7日に記しています。

 家に「帰省」している。
 気分転換に出かけようとすると、家の者がついでだからというので、用事をいろいろ頼まれる。
 そのうちの一つ、妹からの頼まれ事は、スコア(楽譜)の購入である。
 何でもオーケストラ部の秋の演目が、『スコットランド』(メンデルスゾーンの交響曲第3番)に決まったとのことである。
 妹もそれなりに気に入っている曲であるし、私に至ってはメンデルスゾーンはお気に入りであるのでうまく行ってほしいと今から思ってしまう。
 また観に行くのも良いかもしれない。
 妹が許してくれればの話だが…。

 自分の用事だが、友人に久し振りに会ったりした以外は、不発に終わる。
 CDの店にかかっていた曲が気に入ったので買おうとしたが、在庫がなかった。
 在庫がないのであれば、かけないでほしい…(^^;
 まあ、次の機会があるさ。
 タイトルに深い意味はないです。
 最近聴いている曲に多いパターンなもので…(『第九』に見られるようなパターン。『運命』もそうですな)。

 連休前半が終わる。
 28日は中学・高校時代の友人と、遅くまで話し込む。
 楽しかったが、初めはN市の某公園や旧市街地を散策したので、結構疲れていた。
 29日は友人のゲームに久し振りに参加する。
 謎解きの展開があるとつい、自分の中ではホームズもののノリになってしまう(『赤毛連盟』とか)。
 シナリオを考えた友人は、多少不満そうだったが、私は面白かったと思っている。
 ゲームの後の歓談に、悪ノリも交ざって大笑いしてしまった(『トラップ一家物語』とか、馬車道の話とか)
 しかし、世の中には自分の知らない、あるいは思いつかない、様々な事柄があるのだと感心した。
 30日は実家でのんびりした後、夕方近くには職場のある某地方都市に移動する。
 宿日直は嫌いだ。

足元の明るい内に…

2001年4月26日
 早目に窓口の締めの作業を始めたので、定時にはほぼ作業を終えられた。
 作業中、電話受け・窓口などを周囲の人たちにやってもらったおかげだ。ありがたい事である。
 おかげで足元の明るい内に帰れる。
 久し振りに、すっきりとした良い気分。

 入浴中に洗濯機を動かして、洗濯する。
 洗濯物が溜まっているから、今日こそは…。
 そう思って洗剤を投入しようとしたら、洗剤が足りない。
 しまったと思ったけれど、どうしようもないので、台所洗剤(液体)を投入する。
 種類はともかく、洗濯洗剤も台所洗剤も、どちらも界面活性剤を使用しているのだから大丈夫でしょう。
 結果、よくわからないけれど、それなりに洗濯はできたみたい。(^_^.)

バス通勤の光景

2001年4月25日
 ※この日記は26日夕方に…。
 って、くどいかも。

 今朝、天気がよくないので、バスで通勤する。
 昨夜遅かったので、起きられるか不安だったが、何とか起きられた。急げ!!
 毎日だと時間に縛られるようで好きでないが、たまになら面白い。
 ルートが面白いのだ。
 私のよく使うバスのルートは、かなりの割合を普通乗用車同士のすれ違いが何とかできる程度の幅しかない道で占める(3、4割程度か?)。
 そんな道を中型バスが通って行く。「こんなルートを通って良いのか?」と思われるような道である。
 普段我が物顔で通行する自家用車を脇に控えさせてすれ違うので、乗っていて優越感を感じる。
 道が狭いと生活道路の色彩を感じる。
 園児の送り迎えをする母親(父親の場合も一度だけ見たことアリ)などが、挨拶し合う。
 いつも乗っていれば、多分、同じような顔ぶれが見受けられるのだろうと思われた。
 道はくねくね曲がって、方向感覚を失う程で、慣れないと酔いそうになる。
 慣れると興味深いルートだ。人への説明に困るが、市内の地理を知っている人相手なら、「へー、そんな道通るんだ。なるほどねえ」と、驚いてくれる。

 今日は、職場内で拾得したお金を除けば、勘定が合ったので、ほぼ定時(それでも17時40分頃)で帰ることが出来た。

眠い、眠い… 

2001年4月24日
 ※この日記は26日の夕方に記しています。

 窓口の締めで勘定が合わないと焦っていたら、上司から「悪いんだけど、残って待機していてくれないか?」と言われる。
 コンピューターでエラーが発生し、そのデータを直す必要がある。
 その上で、方々に行って、データの訂正や差し替えをしないといけない。それは明日(25日)に行なう。
 行く前に一部のデータをサンプルとして、計算する。コンピュータから打上げって来たものを直ちに計算しないと明日の締切時刻に間に合わないので、今夜中にするのだが、その要員の一人になってしまったのだ。
 こうしたことになると、我が職場のサーバーコンピュータはいつまでかかるか見当がつかない。日にちが変わらなければ運の良い方だ。
 幸か不幸か、22時過ぎにデータが出てきて、早速手分けしてサンプルの手計算を行なう。計算が合って、引き上げようという話になったのが23時半過ぎである。
 普段だと夜は、さっさと眠っているので、待機中は眠くて仕方がなかった。
 明朝は出勤できるのだろうか?我ながら不安である。
「悲しんでいる人たちは幸いである。
 彼らは慰められるであろう。(マタイ伝;第5章第4節)
 涙をもって種まく者は、
 喜びの声をもって刈り取る。(詩篇;第126篇第5節)
 種を携え、涙を流して
 出ていく者は、
 束を携え、喜びの声をあげて
 帰ってくるであろう。(詩篇;第126篇第6節)」

 ブラームスの『ドイツ・レクイエム』にある第1曲の歌詞である。
 我ながら暗い話だが、毎晩のようにこの曲を聴きながら眠りに就く。
 たまに、歌詞を見ながら曲を聴く。
 今夜はそういうひと時だった。
 何故か良く眠れる曲で、気持ちが安らぐのだ。

虫干し

2001年4月22日
 といっても、本などのことではない。
 精神的なものである。
 天気の良い昼間に外をうろつくことは、我ながら珍しいことであり、良い気分転換だ。
 平日は職場の中だし、土日は寝転がっているからだ。

 近くの靴屋で、ウォーキングシューズのようなものを購入。スラックスにも合うようにしたいのだが、なかなかピンと来るものがない。
 足が大きい(27.5センチ)なので、靴を買うのも一苦労である。
 革靴は、私のように雑な人間向きではない。手入れもロクにしないし…。

 八重桜というのだろうか。
 今ごろになって、きれいな花を咲かせている、一風変わった桜あった。
 花がまとまりになって、そうしたコロニーが一本の樹にいくつもあるのだ。

何だか得した気分

2001年4月20日
 朝、出勤前にお気に入りのサイトを覗いていたら、友人のHPで、小説が更新されていた。
 早速、読んでみる。
 思いがけないオチというか終わり方で面白かったので、何だか得した気分になる。
 仕事中も、思い出し笑いというか、ニコッとした顔に時折なりそうだった。

 課の飲み会。
 異動で他の部署に行く人、新しく来る人、正職員ではない人たちなど、全員で65人だかいる。
 頭数だけは盛大だ。良い人が大部分で、特に他に異動になる人は一部を除いて仕事のできる人であり、非常に寂しい気がする。
 普段、何かと理由を構えて仕事をしない人が「仕事の手順云々」と言い出す。「ハイハイ」とニコニコしつつ、心の中で「オッサン、普段は仕事をロクにしないくせに何を言うかい、ボケ」などと散々悪態をついていたので、お互い様である。
 とりあえず、こういう手合いは何を言っても無駄なので、無視するか、ニコニコしながら表面は聞いている振りをして聞き流すに限る。

 携帯電話を忘れて、職場にいったん戻る。

バス通勤の日(その2)

2001年4月19日
 昨日は酒を飲みすぎて、大変だった。
 すぐにも寝込みたかったが、自宅に帰り着かないと、それもできない。
 フラフラになって、何とか帰り着く。
 
 そんな状態であったが、朝まで休んで不思議と良くなった。疲労感は残っているが…。
 そんな今朝もバス通勤。
 しかも、遅れてきたI交バスで。
 まあ、トリコロールカラーのこのバスは好きなんだけど…。

 窓口業務をやっていると色々な人が来る。
 オドオドした人。怒鳴る人。訳のわからないことを言う人。やたら手数をかける人。丁寧な人。
 とにかく、こちらの気を明るく持って、人によっては出方を考える他ない。
 何より、あったことはいちいち気にしないことが大切だ。
 この点、鳥頭の私には丁度良い。

 窓口の締めの作業をしたり、上司の仕事を手伝ったりして、19時頃になってしまう。
 不思議と、あんまり疲れなかったので、まあ良かった。
 明日の夕方は、課の飲み会だ。

バス通勤の日

2001年4月18日
 普段の通勤は、最短距離を動くことのできる自転車を使うが、天気の悪い時などは、バスを使う。
 自宅から最寄のバス停まで、徒歩5分。バスの乗車時間は10分ほど。さらに職場最寄のバス停から職場まで徒歩5分。合計約20分かかる。待ち時間は別だ。
 自転車だと10分ほどで出勤できる。退勤時は坂を登るが15分足らずである。
 この頃、朝早く目が覚めるので、バスに乗ることもできる。
 朝8時過ぎに行くと、K鉄バスに乗るつもりでいたらI交バスが10分以上遅れて来たため、それに乗る。
 I交バスはK鉄バスより、こぎれいな感じのバスなので、ちょっと得した気分である。

 職場の同期(課は別だが)と昼休み会い、夕方飲みに行くことにした。
 かなり酒が回り、ヤバイ状態だった。
 こうなると、後悔しても遅い。
 金曜日は課の歓送迎会でまた飲むというのに…。

ゲネプロ(解決編)

2001年4月16日
 睡眠欲求は留まるところを知らないのか、昨夜は20時ごろに横になった途端、眠りに就き、ろくに起き上がれないまま、翌朝になっていた。

 人様の指摘により、「ゲネプロ」の意味がわかった。
 ドイツ語のGeneralprobeのことだそうな。
 辞書で調べると、「(初演直前の)総げいこ、ゲネプロ」とある。
 なるほど。
 指摘してくださった人、ありがとうございます。
 ということは、妹は何かの演奏会の直前ということか…。

 明日は職場にて、夜間待機である。
 対象とする件数は少ないので、今年度初めてのものとしては、ウォーミングアップのようなもの、小手調べと思うことにしよう。

ゲネプロ?

2001年4月15日
 今日は、職場の日直。
 全体に大した事もなく、時間はゆっくり経っていく。
 職場の年長者が一緒だと、何となく落ち着かない。気を遣うのだ。
 暇なので、つい、妹に携帯でメールを送る。
 すると、「今日は部活。今日はゲネプロ」というメールが戻ってくる。
 「『ゲネプロ』って、何?」と送ると、「プログラム通りに演奏することじゃ!」とメールで怒られてしまう(笑)。ちなみに妹は、大学でオーケストラ部に入っている。
 「ゲネプロ」の語源は何なのだろう?
 「プロ」はプログラムの略なんだろうけれども…。

目に青葉…

2001年4月12日
 昨夜、20時過ぎに眠りについた。
 少々疲れていたためか我ながら良く眠ったものだ。
 夢うつつに真夜中、雨の音を聞いたような気がしたので、今朝はバスで出勤する。天気予報でも昼過ぎから雨が降るというから、正解だろう。
 しかし、思い返してみると、夢うつつに聞いた雨の音は、2階の部屋の水を流す音だったかもしれない。
 たまに夜中に聞こえるのだ。夜中の1時頃とかに。風呂でも入っているんだろうけれど。

 目に青葉 耳ほととぎす 初鰹
 などという歌だか川柳だかなんだかがあったような気がする。
 「青葉」とかいうくらいだから、もう少し後の時期の話になるのだろうか?
 桜はだいぶ散ってしまい、ちらほらと小さな若葉が目につき出した。
 朝、起床してからいつも音楽をかけて、食事や着替えなどをする。
 今朝は、『水上の音楽』や『フィンガルの洞窟』などの入ったCDを聴く。
 このCDの中に、歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲も入っている。美しく流麗な出だしだが、後半は盛り上がって陽気で明るい曲になる。
 歌劇は、好色漢のファルスタッフを女性たちが機智に富んだ策略で懲らしめるという、シェークスピアの原作に基づくものだそうだ。
 どんな物語なのだろう。
 できれば機智に富んだ懲らしめ方とやらを参考にしたいものだ。

 自転車で出勤途中、ふと、蒲公英を見つける。
 すぐ通りすぎたが、素朴に明るい黄色が印象的だった。

花の散る時

2001年4月10日
 出勤時、桜並木の通りを自転車で寄って行く。
 なかなか咲かないと思っていた桜が、何時の間にか咲いて、散り出している。
 職場近くの桜の木も散っている。ちょっとした風が吹くと、サアッとたくさんの花びらが散って空中を舞う。
 なんてことはないのだろうが、そうした光景をたまたま目の当たりに出来て、美しいと思い、幸運だとも思った。
 いつまで、こうした光景が見られるだろう。

 職場で残業をしようかと思っていたら、私的な用件で知人より電話が入る。
 5月の旅行についての連絡だった。
 旅行は、行く前では、本当に行くという気分がしないので、変な気分になる。
 それでついつい、準備がギリギリになってしまうのだが…。

暇なはずなのに…

2001年4月9日
 暇な職のはずだが、係長の仕事を合間に手伝わされたり、他の人のフォローを入れたりしていたら、自分の残務整理が何も出来ずに終わってしまう。
 その上、係長の手伝いで1時間の残業付きだ。
 久しぶりに早目に退勤する。
 途中立ち寄った本屋で、月刊の雑誌と漫画本2冊を購入する。購入したかったものばかりなので、ちょっとラッキーな気分。
 最近の傾向よりは早目に風呂に入ったり、エルガーの曲を久しぶりに聴きながらお茶を飲んだりなど、ゆったりとする。

眠りと桜と…

2001年4月8日
 今日も良く眠る。
 朝遅くまで良く眠り、起きたかと思うと、軽い食事とお茶の後にまた眠る。
 10時間以上の眠りすぎは、寿命を縮めるそうだが、体が求めているのだ。
 夕方にやっとまともに起き上がり、近くを久々に散歩する。
 近くの高校に続く道の桜が、散り始めている。
 職場と関係なく、独りで桜を見られることに幸せを感じる。

 帰宅後、母親とビールで晩酌したり、阿川佐和子と壇ふみとのエッセイを読んだりする。
 酒はともかく、エッセイは良い気晴らしになった。
 大学のサークルから帰った妹も交えて、団欒となる。

 『N響アワー』を見ながらふと、「暇な職に回されるから、年末に『第九』を歌っても良いか」と思った。
 衣装はどうするのだろう?自前か?
 宿直明けの帰宅(一種の帰省か?)。
 職場から直接、駅に向かう。朝食のパンをベーカリーで買い、特急列車に乗り込む。
 パンを食べて人心地つくと、眠くなり、気がついたら、降車駅まであと少し。
 良く眠ることが出来て、少し幸せな気分。
 実家(変な表現だが)に着き、母親と少し会話をした後、昼食も食べずに眠りにつく。
 気がつくと、もう夕方である。
 何もしなかったけれど、久しぶりにたっぷり眠れて何だか幸せな気分になる。

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